王子達の記録と記憶のデータバンク

令和5年にテニスをする王子様狂いになったオタクです

人生初生テニミュは4th関東氷帝 感想①

2.5次元の金字塔、ミュージカルテニスの王子様。結構ガッツリ歌える曲もあるし、何なら一部キャラのプロフィールまでミュージカルの影響で暗記しているのに、一度も生で見たことはない。

 

そんな自分が人生で初めてテニミュへ足を運んだ感想や、感動、興奮をうろおぼえながら、残して行きたいと思う。

観劇したのは関東大会 青学vs氷帝の凱旋公演。

まず、一言で感想を述べるならば、

 

オモロ〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

 

え〜〜〜〜生で見るテニミュ面白すぎるんですが……。ステージにはほとんど常にキャラクター達がいる状態なので、激アツな試合を見るキャラクター達の反応や、技を繰り出すまでの挙動が最初から最後まで見られる。これが原作でもアニメでも味わえないミュージカルならではの面白さだと思う。チームメイトが優勢だとめちゃくちゃ嬉しそうにする鳳長太郎や、何かと跡部を見つめる樺地崇弘なんかも見ることが出来る。こんなん面白いに決まってる。

4thからは曲が一新するということで、コールを間違えたら殺されるのでは?と思っていた自分にとっては観劇のハードルがだいぶ低かったのがありがたかった。

(蓋を開けてみたら、アンコール曲でしっかりコール&レスポンスありました。)

 

キャストの方の怪我などもあり、一部演出の変更ありというイレギュラーな状況ではあったが、めちゃくちゃ楽しかったし、想像以上に感動した。かなり情報量が多かったので、特に記憶に残ったところを挙げていこうと思う。

 

リョーマがちゃんと生意気

舞台観劇に慣れていないので、とりあえず主人公見とけば大丈夫かな?と思い、リョーマに注目していたが、予想以上にしっかり生意気な越前リョーマで良かった。

いかにもやられ役な感じのバスケ部に詰められるトリオの横からリョーマが颯爽と現れ、挨拶がわりにテニスボールでシュートを決めるシーン。

いきり立つバスケ部を前に、『これはバスケットボールですか?いや、それはテニスボールです。学校で習う英語ってホント変な文章だよね。』(ヤレヤレ顔)みたいなこと言って煽るリョーマ

 

………良すぎでは?

 

テニスが正義の世界じゃなかったら普通にリョーマがボコボコにされそうなくらいの煽りっぷり。あまりにも生意気なリョーマがそこにいた感動で、ここ以降のくだりは記憶から飛びました。

 

話し方もめちゃくちゃつっけんどん。というか若干小バカにするような話し方で、後輩にいたらちょっと強めに小突きたくなるような可愛らしさがあった。なんだかんだで先輩に好かれそう感が溢れてて良かった。

 

特にテンアゲ(死語)したのは最後の挨拶みたいなところ。

皆が深めにお辞儀する中、ペコッくらいの礼でしっかり生意気ムーブかまして舞台袖にハケた後、ひょっこり戻ってきたかと思ったら、帽子を外して深々と礼をしはじめた。

 

うわっ…越前リョーマの挙動、可愛すぎ…?

 

生意気な中にこういう可愛い中学生ムーブも入れられると本当に大好きになってしまう。

切実に桃城先輩になりたい。本当に。どうにかしてリョーマの先輩になりたい。それだけが頭を駆け巡った。

 

②イマジナリー菊丸

これは正直斬新すぎてビックリした。

菊丸役のキャストの方が怪我で出演を見合わせているのはお知らせで知っていたけど、まさかこんな演出になるとは思っていなかったので、スポットライトで照らされた"無の空間"から菊丸の声がした時、人生で一、二を争うくらい混乱した。

 

"無の空間"と楽しそうにじゃれ合う大石副部長。"無の空間"に向かって笑いかける桃城先輩。

 

え…?皆さんはこれをどういう気持ちで見ているんだ…?と思い、客席に視線を移しても誰一人として微動だにせず、真剣な眼差しでひたすらに舞台を見つめていた。

 

何とも言えないシュールな状況ではあるが、声はきちんと聞こえるし、菊丸がいるであろう位置に合わせてライトが動くので、何公演か観劇済みの人であれば、菊丸がホログラムのように浮かんでいても不思議ではないなと思った。

ただ、問題はそこではなかった。

 

怪我をした大石副部長の代わりに桃城先輩が代打でダブルス→大石副部長の役割を菊丸が担当して、ダブルスをリードし、それをベンチから応援する大石副部長。という激アツ展開は、菊丸の三年生感や経験値が感じられてかなり良かったが、

 

三人でダブルス(菊丸の声のみ、桃城+大石)がとにかくシュールすぎた。

 

舞台上に立っているのは本来のダブルスの人数だけど、実際のペアではないのがチグハグすぎてマスクの下でニヤけてしまった。ある意味伝説的な公演になるかもしれない。これで行くことを決めた公式の勇気に感動を覚えた。

(配信で菊丸が登場するバージョンを見たが死ぬほど最高な菊丸だった。)

 

観月はじめ、おもしれー男すぎる

観月はじめ。この男が登場すると会場の空気がガラッと変わり、観客の意識が一気に観月はじめに向くのが分かった。

そして、観月はじめ不二裕太と軽妙なやりとりを交わすと会場がワッ!と笑いに包まれる。

内容は…よく覚えていない…。

 

…ごめん。観月はじめの挙動に集中していたあまり、内容が全く頭に入らず笑いに遅れてしまった。ごめん。動きで笑わせるタイプではないよね。ごめん。

 

でも、観月はじめの高飛車でやたら上から敬語で物を言うキャラとは対照的に、観客や他のキャラの中ではイジられ愛されキャラなのがとても伝わってきて、彼は閉幕まで注目すべきキャラだと確信した。

 

ウネウネの観月はじめの頭が見える度、また何かかましてくれるんじゃないかとワクワクしていた。そしてようやくやってきた観月はじめ不二裕太のターン。

個人的に笑顔が可愛いな〜と思っていた芥川慈郎が寝ているところに近づくおもしれー男たち。人が寝ている側で、添い寝しなさいよだの観月さんがしてくださいよだのギャイギャイじゃれ合っている。

やめなさい。

 

そんな二人の後ろから近づいてくる樺地

ここで自分のワクワク感はMAXを迎えた。寡黙な樺地とおしゃべりはじめ裕太コンビはどんな化学反応を見せてくれるのか。

 

樺地に一足先に気づいた裕太が震えながら観月に声をかけると、ペラペラ喋っていた観月が振り返る。

先ほどまでの気取った声が嘘かのように情けない声を出して、後ずさる観月はじめ。 

 

………良すぎでは?

 

観月はじめ、ビビってお漏らししたことありそう。

そう感じさせるくらいの見事なビビりっぷりであった。

 

観月のビビりっぷりを気にも留めず慈郎を回収する樺地を見て、裕太が観月にあれやってくださいよ!(なんかキレ気味)と言い出して、呆然としてしまった。あんなに細くて白くて華奢な観月にそれ言う?ていうか他の子のモノ欲しがる子供かお前は???

 

不二裕太、観月の圧で隠されていたが、どうやら彼もかなりおもしれー男のようだ。

当然焦り出す観月はじめ。エッ…ワタシガ…?!💦とか何とか言いつつ、裕太を肩に担ぐ。

いや担ぐんかい。

 

裕太も自分で頼んだくせに怖いのか微動だにしないし、観月もプルプル震えてるしで、もう誰か助けに来て欲しかった。他の観客は皆微笑ましそうな様子でニコニコしていたが、正直怖すぎて心臓が痛かった。

 

無事に担ぎイベントは終わったが、裕太も観月も仲良しなのは分かったから、もう二度と担がないで欲しい。怖かったので。

恐怖のあまりその後の会話は覚えていないが、観月が何かゴニョゴニョ言いながら猛スピードで舞台袖にハケていったのだけは覚えている。

 

ていうか観月はじめ、顔が良すぎる。透明感が半端なく、ウネウネ頭も妙な色気を醸し出している。喋るとおしゃべりおもしろ人間なのに、試合を見つめる顔が綺麗すぎてビックリしてしまった。男性特有の角張りやゴツさが良い意味で全くなく、イケメンというより美人だなという印象。面白い美人出されたら勝てるわけなくないか?

素晴らしいビビりっぷりに感動したので、三強にビビり倒す観月はじめとかも見たすぎる。

 

これを書き始めた当初は、ここまで長くなると想像していなかったが、テニミュの圧倒的情報量を処理しきれなかったため、半端なく長くなってしまった。

でも、記憶(曖昧)と熱があるうちにまだまだ書きたいことがたくさんあるので、急遽これを①として

人生初のテニミュはとんでもなかった 感想②

も書き始めてしまった。こうして一日のほとんどをテニミュに支配されてしまっただけだが、結論、

 

生のテニミュはマジで最高すぎた!